部活動紹介(演劇部)

顧問 加藤

米沢中央高等学校演劇部の紹介をしてください

 現在、男子3名、女子2名の5人で活動しています。演じている自分たちが最高に楽しめて、観客の皆様にもその楽しさが伝わる舞台をつくるために日々稽古に励んでいます。そして、舞台をつくる過程で、社会で活躍できる力の獲得を目指します。

加藤先生が考える演劇の魅力を教えてください

 魅力ならたくさんあります。ただ、ひとつを挙げるならば…
 舞台がフィナーレを迎え、緞帳が落ちた瞬間、全てが報われます。
 舞台を成功させるには多くの苦労があります。稽古は、本気でやればやるほど苦しいことの方が多いです。きつくて、プレッシャーに負けて、全てを投げ出したくなる時があります。それでも、舞台をつくること、演じることの面白さを支えに稽古に励みます。
 なぜ、そこまで頑張るのか?
 全てが報われる瞬間を知っているからです。その時の気持ちに一番近い言葉は「達成感」とか「うれしい」「楽しい」などになるでしょうが、そのまま頷くには抵抗がある一方、的を外しているわけでもありません。思いの中心、核と言うべきものがつかまえられていないように思います。
ただ、あの瞬間に、そこに至るまでの全てが報われるのです。

 演劇は観た方々を楽しませ、作り手には言葉にしえないものを与えてくれます。あの緞帳が落ちる瞬間こそが、私たちが演劇を続ける理由であり、演劇の魅力と言えるでしょう。

これからの目標を教えてください

 観ていただいた方々の心を震わせる舞台を作りたいと思っています。何年経っても思い出していただけるような舞台ができたら、とても嬉しく思います。
 また、大会等で、上位大会まで進み、少しでも多くの上演機会を得られるように頑張ります。