部活動紹介(剣道部)

顧問 戸田・松井

米沢中央高等学校剣道部の紹介をしてください

 私たち剣道部は、本校建学の精神にある「心」「心情の鍛錬」という言葉を旗印として、「24時間剣道」をモットーに日々剣を、そして心を磨いています。この言葉は毎日毎日いつも剣道のことだけを考えて頑張れという意味ではありません。これは、実際に防具をつけて竹刀を振る“道場”という空間だけではなく、人として24時間、つまり朝起きて夜眠るまで、道場以外の日常生活でも、剣に向かうあの純粋な「心」で、日々を精一杯生きていこうとする考え方であり、「剣道」は私たちの生き方そのものであるという教えです(顧問が考案したわけではなく、ある卒業生が残していってくれた言葉です)。
 全国を本気で目指している生徒さんから高校初心者まで、現在在籍している男子10名・女子12名の総勢22名、文武両道はもちろん、「日本一の部活動」を目標に、日々精一杯、剣道を通して人間修行を行っています。

剣道部の大会実績を教えて下さい

<県大会での実績>
県公式戦(総体・国体・選抜)18年連続県ベスト4以上(通算55回)
(優勝11回・準優勝11回)※県選抜での優勝含む
15年連続東北大会出場(通算36回)
3年連続全国大会出場(愛媛国体・福井国体・熊本インターハイ)
沖縄インターハイ男女出場・全日本都道府県対抗剣道優勝大会(日本武道館)出場
山形県剣道大会・高校生の部・男子団体優勝3回・女子団体優勝2回
<地区大会の実績>
総体男女団体優勝・総体男女個人優勝、新人男女団体優勝・新人男女個人優勝、「上杉大会」高校生の部男女個人優勝、総合剣道大会男女団体優勝、今井杯女子大会高校生の部優勝、冬季剣道大会1年生の部男女個人優勝・2年生の部男女個人優勝の17冠完全制覇の他、連覇多数。

剣道部員の主な進路先を教えて下さい

 以下は本校剣道部員の主な大学の進学先です。
・山形大学・新潟大学・埼玉大学・都留文科大学・山形県立保健医療大学・米沢女子短期大学・東北工業大学・東北学院大学・東北芸術工科大学・東北文教大学・東北公益文科大学・東北福祉大学・農業大学校・山形県産業技術短期大学校・法政大学・立命館大学・龍谷大学・駒沢大学・日本大学・北陸大学・宮城学院女子大学・拓殖大学・大東文化大学・山梨学院大学・工学院大学・新潟医療福祉大学・流通経済大学・仙台大学・駿河台大学・秀明大学・富士大学・石巻専修大学・大谷大学・奥羽大学・神奈川工科大学・高崎健康福祉大学・大正大学・仙台白百合大学・埼玉工業大学・人間総合科学大学・上武大学・福島学院大学・尚絅学院大学・江戸川大学・関東短期大学・新潟リハビリテーション大学・実践女子大学・日本体育大学・平成国際大学・帝京大学・明星大学・東京医療保健大学・国際武道大学・国士舘大・城西国際大学・関東学院大学・淑徳大学 等
 また、剣道部員の専門学校進学者も多岐に渡っており、公務員養成系<山形県庁・警察官(山形県警・警視庁・皇宮警察・埼玉県警・千葉県警奉職)刑務官・自衛官・消防士等>・介護福祉・医療事務・看護師・動物看護師・理学療法士・柔道整復師・歯科衛生士・調理師・美容師・保育士・スポーツ科学トレーナー・自動車整備士・服飾デザイン・トリマー・パティシエ・コンピュータ関係・ブライダルコーディネート・薬品会社・自動車部品会社・義肢装具士・視能訓練士等に至るまで、100%の進学率を誇り、就職においても剣道部員は厳しい就職試験を突破して、おかげさまで地元・県外で「地域貢献」を続けています。

剣道を通して戸田先生が生徒たちに伝えたいことを教えてください

私が剣道部顧問に赴任させていただいてから男女合わせて約300名の剣道部員が巣立っていきましたが、生徒さんに一貫して伝えてきたことは、「剣道を学ぶのではない、剣道で、剣道を通して人生いかにして生きるべきかを学ぶのだ」ということです。勝ちと負けしかない厳しい勝負の世界で勝つこと、勝利を目指すことはもちろん大切ですが、それより優先されるのは「人として」だと私は考えています。大会実績よりも、一人の人間としてどうなのか、高校生としてどうなのかという部分をずっと大切にしてきました。それはまさに本校建学の精神「心」「心情の鍛錬」に通じるものだと思います。たいそうなことを書いていますが、顧問自身も、めぐりあえた生徒さんとともに日々精一杯、人生修行に精進していきたいと思います。