本校の部活動方針について

平成31年4月23日

保護者各位

米沢中央高等学校
校長 栗原 裕俊

本校の部活動方針について

新春の候、保護者の皆様におかれましてはますますご清祥のことと存じます。
さて、昨年度、部活動に対する国のガイドラインに則り、山形県教育委員会から山形県における高等学校の方針(私立も含む)が策定されました。それを受けて「本校の部活動の方針」を策定いたしました。働き方改革による時間外労働の上限規制もあり、4月から下記(一部抜粋)の部活動の方針に従い、部活動を開始したいと思います。本校は私立高校でもあり、部活動は学校の特色を作る大事な教育活動です。ぜひ、ご理解いただき、保護者の皆様のご協力をお願いいたします。

本校の部活動方針

部活動は、科学、文化及びスポーツに興味と関心をもつ生徒が、より高い水準の知識・技能や記録に挑戦し、科学、文化、スポーツの楽しさや喜びを体感することによって、豊かな学校生活を送るための活動であるとともに、科学、文化に対する探求、体力の向上、健康増進さにつながる極めて大切な活動
です。したがって、生徒が部活動に積極的に参加できるよう配慮していきます。
また、生徒の能力に合わせ技術を向上させることを目指すとともに、互いに協力し、友情を深める好ましい人間関係を育てるよう適切な指導を行います。
活動は、主として放課後、土、日、祝日に行われますが、生徒の自主性を尊重しなければなりません。また、生徒に任せすぎること、勝つことのみを目指す活動にならないように心がけなければなりません。生徒のバランスのとれた生活や成長のために休養日や練習時間を適切に設定し、健康、安全に留意し指導していきます。
部活動を通して、「建学の精神」「教育課程」と相互に関連させながら学校教育活動全体として、生徒の「生きる力」の育成を目指していきます。
休養日と活動時間
各部活動において、年間、月毎計画を下記に従い作成する。

一般の部活動 校長が必要と認める活動(強化指定部 ※1)
休養日 平日1日以上、土曜日及び日曜日(以下週休日という)1日以上 週一日以上
活動時間 平日2時間程度 週休日等3時間程度 別に定める ※2
長期休業中の休養日 ある程度長期の休養期間を設けること。 別に定める ※2

※1 強化指定部 活動が顕著で実績があり校長が認めた部
※2 強化指定部に関する本校の方針
①週一日以上休養日を設定する。
②活動時間は、効率的な練習を工夫し、長くても平日は2~3時間程度、土曜日、日曜日、祝日日に実3~4時間程度で練習を行うことが望ましい(週16時間程度)。
遅くとも平日の最終時刻 19:30(4月~10月) 19:00(11月~2月)18:30(3月)とする。
③練習試合や大会前等は、特別に計画(特別強化期間)を組み、少なくとも週一日の休養日を設けたうえで、週間、月間、年間単位での活動頻度・時間の目安を定め、休養日を振替える。
④学校が指定する日は、休養日とする。
⑤活動場所など、各部で話し合い、有効に利用できるよう交代で休養日を設ける。
⑥長期休養中の練習については、①②③④に準じ、ある程度(二日以上)の長期の休養期間を設ける。長期の休養期間後に再開する場合は、段階的に活動を始め、怪我の防止に努める。
⑦定期試験前の1週間前、試験当日(最終日は除く)は活動禁止とする。校長が認める大会前であれば、許可をもらい定期試験3日前まで練習は可能とする。
⑧働き方改革の時間外労働の上限規制を考慮し、年間計画、月毎計画を立てる。
⑨毎週のように大会等に参加するなどの過度の負担にならないように遠征、練習試合等を精査し、生徒の負担軽減を図る。
※部活動における事故防止について  生徒の健康状態・安全点検・天候(熱中症等)に配慮する。